連れ合いのお誕生日プレゼントとして、箱根へ一泊旅行をすることにしました。新宿からロマンスカーでお出かけです。お昼は列車のなかですませようということで、早起きしてサンドウィッチを仕込んできました。定番の卵サンドに、きゅうりとチーズ、餡バターサンドにバナナケーキです。二人分にはちょっと多かったようです。
箱根は何度か訪れていますが、東京からのアクセスがよく、気分転換のお出かけには最適な場所だと思います。温泉はもちろん、山の景色は四季を通じて楽しめます。
今回の宿に選んだのは箱根リトリートVilla 1/fさんです。こちらは仙石原の敷地内に11棟の寝室が独立して建てられており、その一つ一つに専用の半露天風呂が付いています。暖炉を備えた内装はモダンなログハウスといった趣で、誰にも邪魔されずプライベートな時間をゆったりと過ごすことができました。半露天風呂に差し込む光がとても綺麗です。今回は暖炉の前で静かに過ごしましたが、暖かくなればバルコニーで緑を感じながらの読書なども良さそうです。
この宿泊施設には隣接する食事処として「俵石」という老舗の料亭があります。この料亭は数寄屋造りの趣ある建屋で、かつては「俵石閣」という温泉宿であったそうです。この温泉宿に湯引きをした当事者である建築家島田藤吉が、大森にあった私宅を箱根に移築したものだそうです。その後「俵石閣」自体は廃業となり、幾度かの再生プロジェクトを経て今の形になったそうです。「俵石」では美味しいお食事とお酒を堪能できます。敷地内には他にもカフェやラウンジが併設されており、宿泊客は自由に利用できます。これらの施設は別の宿泊施設であるforeとともに新たに建設されたもののようで、非常にモダンなデザインの素敵な建物でした。
ちなみに1/f(ワンバイエフ)の名前はどうしても1/fゆらぎを想像してしまいますが、どうやらその通りだったようです。