和衷協同の仲間

かつて仙台の研究プロジェクトでご一緒した同僚と、再び同様のプロジェクトでご一緒することになりました。今日は機会がありましたので、その同僚と神楽坂にてお会いしてきました。

私のような在野で細々と研究をしている立場としては、斯様な機会にお声がけいただけることは大変に名誉なことですし、再び和衷協同に一つの学問に取り組める仲間に合流できることも嬉しく思います。

と、このように上品に語るものの、結局は気心の知れた仲間ですから、当然に美味しいお料理とお酒を前に楽しいひとときを過ごしたのであります。

立派な椎茸とアスパラ

お魚のお名前を忘れてしまいました・・

神楽坂の炉端焼き「万年青」さんにお邪魔しました。残念ながら北海道釧路の本店は閉店となるそうですが、立派なお野菜や種々の魚の焼き物は美味の一言です。

沈黙のパレード

装丁がかわいい

東野圭吾が好きで、作品はほとんど読んできました。ガリレオシリーズは原作・映画ともに楽しんできましたので、「沈黙のパレード」が映画化されるということでTOHOシネマズ日比谷にて鑑賞して来ました。

予想はしておりましたが、これまでの映像化作品に比較して、限られた時間内で十分に表現することが難しい作品だったのではないかと感じました。登場人物それぞれに十分に語られるべき過去があるが故に、限られた時間で一人一人の因縁と思惑とが十分に伝わらなかった気がいたしました。殊に、増村(酒向芳)にはもう少し時間を割いてもよかったのではないかと思います。一方で、湯川(福山雅治)が「容疑者X」での痛恨を繰り返すまいとしながらの草薙(北村一輝)とやり合う姿から、2人の関係に光を当てることには成功したのではないかと思います。私個人としては、大人キャストの人選は素晴らしいので、ぜひWOWOWの全6話くらいで拡大していただきたい作品です。

ジュラシックワールド

公式ページより

昔の印象が強く、見続けるシリーズものというものがあります。ジュラシックパークシリーズもその一つでして、少年自体に見た一作目の面白さのまま、続編を全て見てきました。今回、最終作だ、というふれ込みですので、TOHOシネマズ日比谷にて鑑賞してきました。

遺伝子操作で生まれた恐竜が世界に広まり、同技術で世界の様子が変化していく様子を描きつつ、一作目のさまざまなシーンを彷彿とさせるオマージュが散りばめられたエンタメ作品でした。アフリカの蝗害が話題になっていたこともあり、タイムリーでもあったようです。

品種改良としての遺伝子操作は永く農学で行われてきたことですが、なぜ化学的な遺伝子操作は忌み嫌われるのでしょうか?品種改良には自然という制約条件がある一方で、化学的な遺伝子操作の場合にはそれがないことに、忌避の念を感じる人が多いのでしょうか?技術の進歩は止められませんから、その使い道の枠組みを整備する社会も同様に進歩しなければなりませんね。

宝石と心太

公式サイトより

上野は国立科学博物館で開催の、「宝石展」を鑑賞してきました。地層の説明に始まり、岩石の多様性、それらの原石から宝石となる工程、そしてその宝石がふんだんに使われた装飾品までが、多数の現物資料と共に展示されていました。石の面白さは、その多様性だと思います。限られた数の元素からでも、その組合せ次第で様々な形、色、物性を示す。物性好きの私としては、永遠に見ていられる展示でした。

展示は大勢の家族連れで賑わっており、お子さんの中には石の標本を食い入るように見る子も、煌びやかなジュエリーを見入る子もいました。こうした展示を通じて、科学や工業に興味を持っていって欲しいと思うのです。

つるりと涼しげ

さすがに数時間かけて展示を回りますと、腰に疲れが来ます。帰り際に、上野動物園の脇に佇む真鶯亭にて心太をいただきました。疲れた体に黒酢の程よい酸味と塩味が染み入りました。

ふくろうカフェ

かわいい

フクロウとミミズクが大好きなのですが、滅多にお会いする機会がありません。なかなか触れ合う機会がないのですが、根津にふくろうカフェがあるということで、連れ合いが連れて行ってくれました。

店内には小型種から大型種までたくさんのフクロウとミミズクが飼育されていて、そーっと触ることができます。ほとんどのフクロウは写真のようなテーブルや枝木の上でじっとしています。目は覚めているみたいなので、普段からじっとしているんですね。小型種はカフェのテーブルまでお越しいただいて、オヤツをあげることもできます。ふわふわのモフモフでたまらない触りごごち・・・1時間の滞在を満喫してきました。

店内のお客様のお一人はご自宅で飼っていらっしゃるフクロウのメンテナンスのためにお越しでした。自然界では自然と削れていく嘴と爪をお手入れしてあげる必要があるそうです。ペットとしてお迎えすることも可能なようですが、水浴び場の確保、糞のしつけができない、舞い散る羽のお掃除など、調べれば調べるほど、家庭での飼育は難しい生き物のようです。こうしてカフェで働いてくれるフクロウたちには長生きして欲しいです。

お菓子メニュ どら焼き

むずかしい・・・

連れ合いが和菓子好きなので、一番なんとかなりそうな非自明なお菓子としてどら焼きに挑戦してみました。レシピを調べると、生地に日本酒・蜂蜜・重曹を入れるのがメジャーなようです。あんこは市販のものを使いました。出来上がりは、どら焼きに間違いありませんでしたが、やはりお店のものにはかないません。

ランチメニュ チダイのお刺身

なかなか良い型でした。
ちょっと血が回っていたのか、少しピンク色です。

チダイはスーパーで手に入る定番のお魚の一つだと思います。都内でも簡単に買えます。

今日は良い型のものでしたので、お刺身にしました。なんだかピンク色な個体でした。血が回ってしまっていたのでしょうか?少し身の柔らかい個体でしたが、美味しくいただきました。

湯島天神 梅祭り

本殿入口

ようやく寒さも和らいで、花が賑やかな季節がきました。今年は例年よりも随分と遅いようでしたが、湯島天神の梅祭りに参りました。

藤原道真の句「東風吹かば 匂いおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ」の所縁なのでしょうか、見事な梅園です。200種以上の梅が植えられているそうで、白紅様々な花を楽しむことができました。メジロの姿を捉えることはできませんでしたが、スズメは元気に囀っていました。

梅祭りの最中に祝言が行われておりまして、白無垢の花嫁が梅の合間を歩く姿を参拝者が祝う場にも巡り合わせました。

梅園の一角

湯島天神から上野公園を抜けて帰宅の途につきました。不忍池の河津桜も満開でした。これからの桜の季節が楽しみです。

夜のメニュ 春セリと筍

大好物のペア

春はたくさん美味しいお野菜が出ますが、その中でもセリと筍は外せません。セリは軽く洗ってサッと湯がくだけ。根の部分もとても美味しいです。筍は糠でのアク抜きをして薄切りにしただけです。木の芽和えも美味しいですが、このままでも香ばしい香りがします。付け合わせは梅肉と鰹節を叩いたものです。

箱根旅行その1:1/f

連れ合いのお誕生日プレゼントとして、箱根へ一泊旅行をすることにしました。新宿からロマンスカーでお出かけです。お昼は列車のなかですませようということで、早起きしてサンドウィッチを仕込んできました。定番の卵サンドに、きゅうりとチーズ、餡バターサンドにバナナケーキです。二人分にはちょっと多かったようです。

箱根は何度か訪れていますが、東京からのアクセスがよく、気分転換のお出かけには最適な場所だと思います。温泉はもちろん、山の景色は四季を通じて楽しめます。

今回の宿に選んだのは箱根リトリートVilla 1/fさんです。こちらは仙石原の敷地内に11棟の寝室が独立して建てられており、その一つ一つに専用の半露天風呂が付いています。暖炉を備えた内装はモダンなログハウスといった趣で、誰にも邪魔されずプライベートな時間をゆったりと過ごすことができました。半露天風呂に差し込む光がとても綺麗です。今回は暖炉の前で静かに過ごしましたが、暖かくなればバルコニーで緑を感じながらの読書なども良さそうです。

この宿泊施設には隣接する食事処として「俵石」という老舗の料亭があります。この料亭は数寄屋造りの趣ある建屋で、かつては「俵石閣」という温泉宿であったそうです。この温泉宿に湯引きをした当事者である建築家島田藤吉が、大森にあった私宅を箱根に移築したものだそうです。その後「俵石閣」自体は廃業となり、幾度かの再生プロジェクトを経て今の形になったそうです。「俵石」では美味しいお食事とお酒を堪能できます。敷地内には他にもカフェやラウンジが併設されており、宿泊客は自由に利用できます。これらの施設は別の宿泊施設であるforeとともに新たに建設されたもののようで、非常にモダンなデザインの素敵な建物でした。

ちなみに1/f(ワンバイエフ)の名前はどうしても1/fゆらぎを想像してしまいますが、どうやらその通りだったようです。