上野にある科学博物館にて開催されていた「毒展」を観覧して参りました。
生物毒は、牙や針といった構造や毒の成分についての収斂進化が大変興味深く、余暇の読書の主題に選ぶ機会が多いテーマです。例えば、昆虫と魚の毒針の形状が驚くほどそっくりであったり、主要な神経毒の成分が共通であったりとさまざまな例があるようです。こうした共通の生物の形状や形態が、どのように物理法則に縛られて獲得されたものなのか、想像が膨らみます。
入口すぐの展示であった拡大されたオオスズメバチ、マムシ、チャドクガの幼虫の模型は、針や牙の形も現代のスキャン技術を使って精巧に作られていました。
前回の宝石展同様に今回もお子様連れの方々で大変な賑わいでした。科学館の企画は毎回面白く、次回も楽しみです。