11月はちょっとした記念日がございまして、今年は妻と六本木に向かうことと相成りました。
六本木はクリスマスの様相で、ライトアップされた街路や赤と緑に彩られたミッドタウン構内を、老若男女が行き交っていました。ミッドタウン脇の街路ではライトアップと共に、Netflixのロゴを映す謎の球体に人が群がっていました。一体何だったのでしょうか・・・。
お食事は料理屋「橘」さんへお邪魔いたしました。昨年も同時期にお伺いして、静岡八女の伝統本玉露から始まるお料理がとても素晴らしく、今年もまたということになりました。ご主人の達筆なお献立からも伝わる、その品目の多様さと仕事の細やかさに感心するばかりです。
普段はあまりお目にかからないお野菜を賞味できます。八女の玉露は一煎の後にお浸しとして、山形の甚五右ヱ門芋は揚げ餅のような味わいで、もってのほか菊などの菊花で仕立てられた帆立の腕は鰹節と鮪節の合わせ出汁が上品です。
また季節を変えてお伺いしたいと思います。食後にはいただきもののブランデーを自宅で傾け、大変贅沢な記念日を過ごしました。