両親の元を訪れたところ、持ち物の整理をしており、父がかつて使っていたフィルムカメラが出てきました。今は亡きヤシカのカメラ、Ministarです。調べたところによると、1960年に発売されたカメラだそうで、結構な数が売れたようです。試しにフィルムを入れて動かしてみたところ、ちゃんと巻けましたし、シャッターも切れました。
私はカメラには詳しくないのですが、このカメラ、露出計がついてまして、調べるとセレンの光電池で動いているそうです。セレンは世界初の太陽電池になった材料ですが、どうやら銀塩フィルムと感度曲線が近いらしいです。CIGS太陽電池はこの辺のリバイバルなんですね。
最近は若い子の間でもチェキなどのフィルムカメラが少し流行っているようです。リバイバルというやつでしょうか?王道ライカのフィルムカメラは人気のようで、100万円近いようです。機械式カメラは実用というよりは、スイス時計のように、人間はこれだけの機械が作れるんだぞ、という価値があるような気がします。